首が痛い② ~脊柱のキワが立っていても痛い

首が痛い患者さんのケース②です。

〇40代男性、研究職

  1. 患者さんは研究職。座ってPCと顕微鏡を常時使う。
  2. 腰痛から始まり、肩がこり、次に首のキワが痛くなりガマンできなくなった。
  3. 5~6年前から痛みがあり、今では立っていても痛い。

おおまかな状況は以上のとおり。

 

前回でも申し上げましたが、首はデリケートなのでなるべく負担をかけたくない箇所。

 

余計な施術をしないために、どの部分が痛いのかよくお聞きし、検査する必要があります。

今回の患者さんは首の骨のキワが痛いとのこと。

首の下の部分、胸の少し上です。

筋肉の名称は脊柱起立筋

詳しく申し上げると、頭最長筋、頸最長筋です。

 

少し触っても『イタタ』とおっしゃるくらい…

前回と同じように、イラストのような姿勢を長期間続けた影響があると思います。

 

けれども、症状が違う。

 

 

 

〇骨の状態と痛みのメカニズム

骨の状態はどうかと申しますと…

 

人間の骨格はある程度の弯曲を描くことでスプリング機能を発揮するようにできています。

弯曲が失われると、何かしら悪影響が出てきます。

今回は首の下、胸の上の部分(C6~T2)の脊柱に荷重がかかり続け、その部分だけが浮き出ている状態。

左右のズレはそれほどではありません。

C6~T2が背中側に押し出され、圧迫を受けた頭最長筋、頸最長筋が痛む

といったメカニズムです。

 

 

〇施術の内容

今回、痛みのある脊柱=C6~T2のキワを確認し、

この部分だけの施術でゆるめるのが難しい様子でした。

患った期間が長いせいか、なかなかC6~T2のキワがゆるんでくれません。

 

1箇所に負担をかけるのはうまくないので、

他からのアプローチを考えます。

 

簡単にまとめると、このとおり

 

  1. ストレートネックの影響で荷重のかかっている首の筋肉をゆるめる
  2. ストレート背中の影響で荷重のかかっている背中と腰、あるいは腹部の筋肉をゆるめる
  3. 首、背中のわん曲を正常に戻すための矯正を施す

 

ある程度の回数と期間は必要でしたが、

痛みはなくなりました。