首が痛い③ ~頭の付け根が痛い

〇背中の盛り上がり部分の矯正が決め手になった

今回のブログの結論から申し上げると、上記のとおり。

身体は全身ネットワークが張り巡らされています。

つまりバランスが大事。

首の左側を楽にして差し上げるに、背中の右側の矯正が決め手になったケースです。

〇40代・男性・会社員の症状

  1. 頭と首の付け根が痛む
  2. 首が熱っぽく感じる (病院で検査するも異常なし)
  3. フッと力が抜ける時がある

〇来院前の経過

  1. 病院でMRIを撮るがとくに異常なし
  2. 脳波の検査でも異常なし
  3. ストレートネックによる症状との診断を受け、接骨院に1年ほど通う

 

〇来院される。視診・触診・問診

  1. 首と頭の付け根に少し固く、盛り上がった部分がある。
  2. 背中右側、肩甲骨の下部から脊柱にかけて盛り上がりがある。固い。
  3. 腹部に強い緊張がある

 

〇施術内容(抜粋)

  1. まず腹部をある程度ゆるめて、全身の緊張をやわらげた後、首をゆるめにかかる。まずまず緩んできたので患者さんに座ってもらい痛みを確認してもらうも、『まだ、痛い』
  2. うつ伏せになってもらい、背中から腰をゆるめる。とくに背中の右側はよくゆるめる。再度患者さんに確認してもらうも、『やはり痛い』
  3. ある程度信頼関係も築けたので矯正することにする。注目していた背中の右側の盛り上がりを矯正した。患者さんに確認してもらったところ『痛みがかなり減った!』とのこと。

※今回の患者さんは赤い矢印の方向に胸郭が膨らみ、ズレも生じていました。これを矯正することが決め手になりました。

 

 

〇結果から予測する

3回ほどの通院でかなり良い状態になったので、一応の施術は終了しました。結果からこの症状の原因を予測が以下のとおり。

  1. 背中や肩にコリや痛みが時々あったが、それほど気にならなかった。ここに原因の根本が少しづつ大きく成長することになる。
  2. 頭部が前のめりになり、支えるためストレートネックになる。合わせて左右のズレが生じて神経等を圧迫し、痛みを感じることになる。血管にも圧迫が加わり、血流低下を招き、力が抜けることが起こる。熱っぽさについてはよく分からない。
  3. 原因の元が背中にあるため、MRIなどは有効ではなく、原因不明の首痛となる。

 

〇所見

胸郭はさまざまな異常を抱えることがあります。

その影響もさまざまです。

考えてみれば単純なことで、首・頚椎7つの土台になりますので、土台が狂えば上物も狂うのです。

ただ、狂ったところで症状が出るか、出ないかだけの問題です。

 

我々施術者は患者さんのあらゆる状況から症状の原因を予測することが大切です。