首が痛い⑤ ~肩が上に上がらない

〇首・背中と肩の関連性は?

首の治療のために通院されている患者さんが、肩が上がりにくいという症状のために来院。

首・背中と肩の関連性から原因を考えてみます。

いわゆる猫背になると、頭部が前方に突き出るために首の筋肉で支えないといけないために疲れやすくなります。

長期間続くと痛みとなる可能性も出てきます。

首・背中は肩と近く、関連することも多くあります。

今回の患者さんから、一つのケースを探ってみます。

〇首の下部の骨が出っ張る

今回の患者さんはいつも首の下部、首と胸の付け根がコル、ハル、痛い、と言った症状でした。

体を動かす末梢神経は背骨のから出てきます。

肩を動かす末梢神経は首の下部、胸の上部から出てきます。

今回の患者さんは…

首の下部の骨が出っ張るのが特徴です。

 

これに猫背が加わります。

すると首の下部と、肩関節の距離がとても離れてしまします。

 

〇問題が3つ

この状態で問題が3つあります。

①何もしなくても筋肉が引っ張られ、血流が低下する。

②肩関節の動きが悪くなる。

③末梢神経に送られる酸素と栄養が不足する。

 

この骨の状態が続くと、血流は改善される可能性が低くなります。

どんどんコリやすく、ハリやすく、痛みやすくなると予測できます。

 

〇施術について

上記の通り、症状の仕組みが分かりましたので、これを解決するために施術内容を組み立てることになります。

①首の下部の骨から出る神経の走行に沿ってゆるめる。

②首の下部(下図の赤い網線部分)をゆるめる。

③首の下部の骨が出っ張る部分を、色んな方法で矯正していく。

 

 

〇背中は伸びている方がいい

やはり背中は伸びている方がいいです。

短期的に症状を軽くしたいためになら、薬や湿布もいいと思います。

しかし長期になると、背中が丸い状態が当たり前になり、

神経や血管を、背中が丸い状態に合わせていくことになります。

つまり、血管そのものが細り、神経線維も痩せていく。

(あくまで私の仮説です。)

人間の体は使ってこそ生き生きとするものだと思います。

 

 

 

最後に今回の患者さんの状況などを書きます。

〇40代後半・男性

  1. 右腕が胸の高さ以上には上がらない
  2. 肩甲骨の内側がコル
  3. 首の前方・下部がコル