安定して立てない(フラつく)治療例
治療の経緯 膝痛の治療で来院されました。 しかし、私が注目したのは矢印で指した部分です。 写真のように矢印で指した脊柱が右に偏り、身体が傾いています。 この部分を治療することは下肢への治療につながることから、患者さんに上半身50%、下半身50%の割合で治療することを提案し、了承の上開始しました。 |
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治療の経緯 かなり以前は肩がこったとよく感じていたそうです。 今は感じなくなったとのこと。
悪い状態に慣れてしまい、麻痺したような状況かもしれません。 |
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状態 ①…この部分の脊柱が右に大いにズレると同時に出っ張る。よくゆるめながら骨をゆっくり矯正していく。 ②…両方の肩の筋肉が固く、背中が丸い。ゆるめて血流を促す。 ③…肩が前方にズレて、腕の付け根が痛む。また右手の動きが悪い。これもゆるめて関節を正常な位置にもどします。
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数回治療した後の写真です。 まずまずきれいに整えられたと思います。
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骨の位置が正常にもどりつつあります。 蛇行していた椎体(背骨)が、もどると背中が伸びてきます。
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脊柱が正しい位置に戻り、安定して立てます。 同時に膝の痛みも無くなりました。
ただし、脊柱の良い状態が続くことはありません。しばらく定期的に施術しながら身体を動かし、筋肉と靭帯を鍛え、脊柱を安定させることが大切です。
患者さんの努力も必要なケースです。
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