外反母趾 原因考察と治療
前提として まず外反母趾の形が完全にもとにもどるということではありません。 足の治療した患者さんに外反母趾の痛みがなくなった例が複数あるので、私なりの考察をしました。 また、一般とは違った足関節を矯正することで治療する方法を提案するものです。
外反母趾のパターン 治療室で診ていて、足に問題のあるケースで多いのが、膝の間が空いてしまうこと(いわゆるO脚)です。
外反母趾もある程度このケースと関連があるのではないかと考えております。
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足の甲には7つの骨があり、足関節を構成しています。 この7つの骨の間も関節であり、ほんの少しですが、可動します。
一般的にハイヒールが原因とされます。この部分にかかる体重が普段と変わると、この関節、つまり骨の位置に影響が及ぶことは容易に予想できそうです。
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私の経験上、外反母趾の多くの方は、↑で示した部分の骨が引っ張り出されています。
すると足の横アーチが強くなります。
横アーチが強くなると、足の指の関節が安定しなくなり、場合によっては外反母趾の形になってしまうのではないかと予想しています。
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歩行時に、足関節が不安定なまま親指に体重がかかると、場合によっては→の方向に関節を押し出してしまうのです。
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足関節の7つの骨を矯正して、安定させます。 横アーチが正常な形になります。 足の指関節も安定してくることで、痛みが軽減されるのです。
ただし、外反母趾が完全になくなるわけではありません。 (初期だとなくなるかもしれませんが。) 痛みがなくなり歩きやすくなるケースは多々あります。
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7つの骨を矯正し、安定させるには緑の→のように骨盤、股関節なども手を入れる必要がある可能性があります。 いろいろなことが関連して外反母趾が進んできたことの証拠と言えるかもしれません。 |