神経がある物質を出していることをご存じですか? 私も治療の世界に入るまでは知りませんでした。神経について深く考えることなどなく、『よくわからないけど、神経がないと身体が動かない』という程度の認識です。
神経は体中にはりめぐらされて電気信号を乗せ、神経伝達物質を出して、筋肉に『動いて!』と指令を出しているんです。 では、神経の流れが阻害され、電気信号を十分に乗せることができないとどうなるか? 治療室での経験をふまえ、持論を展開いたします。
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○全ての神経は背骨から出ています。 ○どの筋肉も神経とつながっています。
※つながりのない筋肉は麻痺します。
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○例えば腕を曲げる時、神経は活動電位(微弱な電気)を伝達します。神経と筋肉の接合部分に一定量の刺激があると、神経伝達物質(アセチルコリン)が放出されます。 ○神経伝達物質(アセチルコリン)により筋肉の収縮がはじまります。 |
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○神経は必ず、関節をまたいで筋肉に接します。 ○関節の位置が悪いと、またぐ時に物理的に神経の走行が妨げられることがあります。 ○例を挙げると、長時間正座したとき立てないことがあります。一時的な麻痺です。 ○しばらくすると立てるようになるのは活動電位の伝達が再開され、神経伝達物質が筋肉に届くようになるからです。
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○問題は日常的に物理的妨げが発生したときです。 ○この物理的妨げを取り除くことこそ、私の考える 『根本治療』です。
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○問題は日常的に物理的妨げが発生したときです。 ○この物理的妨げを取り除くことこそ、私の考える 『根本治療』です。
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○すべての筋肉(厳密にいうと骨格筋)は、神経伝達物質の刺激を受けて働きます。 ○スムーズに身体を動かすための第一歩です。 |