痛みなんてなくなればいいのに!と思っている方が読んでいらっしゃると思います。 けれど、痛みって大事なんです。 極端な例え話ですが、出血しているのに気付かずに生活して、出血多量で死んでしまった!! なんてこともありえる。 痛みは、『この部分が傷んでいるから大事にしてね』という患部からのメッセージなんです。
たくさんある痛みの原因を1つにしぼってお話しします。 もちろん治療室での私の経験から展開する持論です。
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・筋肉は動かすと伸びたり縮んだりしますね。それには神経伝達物質と酸素とエネルギーが必要なのです。 では筋肉のしくみをゆる~くお話します。
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・筋肉は「アクチン」「ミオシン」というタンパク質が組み合わさってできています。 ・①筒状のもの=アクチン ②ススキのような棒状のもの=ミオシン ・②が①の中をスルスルとすべるように動くことにより、筋肉が伸びたり縮んだりします。
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・骨の位置が悪くなると当然身体の動きはにぶります。 ・位置の悪い骨を支えないといけなくなる。 ・血管が圧迫され、筋肉に酸素とブドウ糖が届きにくくなる。 ⇒ミオシン・アクチンに酸素とエネルギーが不足する。
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・1本の幅1マイクロメートルのミオシン・アクチン はこのようになっているのではないかと想像します。 苦しそうな、アップアップしたようすです。 ・ミオシン・アクチンのすべりが悪くなります。
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・筋肉の動きが悪くなり、筋力が低下する。 ・骨を支える力が低下する。 ・限界が来たときのSOSサイン。これが痛みです。
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・やはり骨は正しい位置が良いと思います。 ・そしてこのような形にするための方法は痛む箇所をゆるめ、(つまり「カタマリ=コリ」をゆるめて取り除き、ミオシン・アクチンに酸素とエネルギーが届くようにする。)骨を正しい位置に整えることが大事だと思います。 |
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・痛みが軽減、あるいはなくなったら、大いに身体を動かして、骨を支える力をUPさせるよう筋力を向上させましょう。 |