陸上選手(腰痛)の治療例
治療の経緯 腰痛の治療のため来院されました。 赤い矢印で指した仙骨が主な治療箇所です。
仙骨が背中側に出っ張りすぎると、写真のように猫背になります。デメリットは3つ。 ・体重の分散がうまくできない。ケガをしやすい。 ・肺を丸めこむことになる。心肺機能が低下する。 ・股関節に負担がかかりやすく、疲れやすい。
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①…腰椎の前後の弯曲がきつい。 腰椎の蛇行とねじれがある。 ②…骨盤全体が前傾の角度がきつい。 ③…トラック競技をする選手は左回りになります。 よって左の股関節に負担がかかりやすく、傷めや すい。
これらを解消することが方針です。
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治療が進んだころに患者さんからのコメント 『足が自然にあがって、惰性で進むことができる』 『疲れにくくなった』
私の予想では前述の問題が解消され、腸腰筋の働きが向上したことによる効果です。 腸腰筋を効果的に鍛えることは陸上選手としてのポテンシャルを上げることになると思います。 |
①②③とも治療が進み、安定してきたころの写真です。 このようになると、競技する上でのメリットがあります。 ○腰にかかる体重を分散できるため、疲れにくくなる ○骨盤がちゃんと前方に向くと、足をあげる角度があ がる。
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赤い矢印部分のそり返りがきつく、猫背になっていました。 治療後はまずまず改善されています。
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前期より約1年後の写真です。
この間、競技においてかなりタイムアップしました。
施術の効果がどこまで寄与したかわかりません。 ケガをすることなく練習できたことには貢献できたかもしれません。 |