なぜ肩関節が痛くなるのか?

肩関節には背骨の状態が影響します。背中が丸くなると(猫背になると)肩関節が前のめりになります。長期間続くと亜脱臼になる場合があります。亜脱臼に至らずとも前段階で痛みが発症するケースもあります。
つまり猫背の背骨とバランスを取るため肩関節がズレてしまい、起こる現象です。

肩関節痛の施術方針①

肩をすぼめて腕を上げるより、胸を張って腕を動かす方が楽に動きます。前のめりの肩で長時間経過すると、必ず筋肉の一部が酸欠状態になり、固くなります。固くなりすぎると今度は痛みが発症するのです。
なので筋肉の酸欠状態を解消し、肩関節が動きやすくすることがまず重要です。

施術方針②肩関節矯正(ゆるめる操作と同時進行)

当院の背中の丸みを取りながら、前のめりの肩関節を元に戻すことで痛みを取っていきます。
主に対象とするのは
①肩甲挙筋
猫背になるとこの筋肉が伸びてしまいコッてしまいます。肩の前のめりと猫背を取るキーポイントです。
②三角筋の深部
肩関節痛の場合、三角筋の深部に痛む箇所が必ずあります。
③肩甲骨の内側(菱形筋)
前のめりに引っ張られるので必ず痛む箇所があります。

施術方針③肩関節の矯正のねらい

肩関節の矯正は

①肩甲骨と上腕骨をあわせる(亜脱臼を解消)
②前のめりの肩を背中側にもどす。同時に猫背を解消していくということになります。