①首の前側のコリを施術
ストレートネックの患者さんがつらい箇所にパターンがあります。
まず首の前方です。自覚症状のない方もおられますが、たいていはコリやハリがあります。前方にズレた頭部を支えるために疲れてしまった筋肉です。
施術の目的は、
①首の前側の筋肉(胸鎖乳突筋)を施術してコリを取ること
②同時に頸椎の位置を少しずつ正常に戻すこと
②首の付け根のハリを施術
ストレートネックの首は荷重の分散がうまくできません。ストレートネックの部分と胸の境目で荷重を支える状況が続くと首の付け根がコル、ハルことにつながります。
施術の目的は
①首の付け根の筋肉(前・後斜角筋)のハリを取ること
②食い違いのみられる骨(下部頸椎)をゆっくりと矯正し正常な位置にもどすこと
※首はどの部分もデリケートな箇所です。施術するにはゆっくりと慎重にさせていただきます。
③首から肩のコリハリを施術
ストレートネックの方はたいていは猫背です。背中がまるくなると首から肩にかけて血行不良の箇所ができやすく、コリやハリを起こす原因になります。ここではストレートネックの症状に対応するため施術させていただきます。
施術の目的は
①首から肩にかけてコリやハリのある箇所(僧帽筋上部、肩甲挙筋、菱形筋)をゆるめること
②丸くなった背中を上に伸ばすよう、胸椎を少しずつ矯正します
④ストレートネックの施術の効果(持論)
ほとんどのケースで、ストレートネックは首の骨と骨の間が狭くなります。ストレートネックが解消される方向に向くと血管と神経に及ぼす好影響があると考えています。
①心臓から脳への血流が促進される。内頚動脈、外頸動脈とも通りが良くなると予想しています。
②骨と骨の間が広くなりますので末梢神経が楽に働くことができると予想しています。不定愁訴などに対応できるのではないかと考えております。
※科学的に証明されていません。施術後の患者さんからいただいたコメントから予想した持論です。
⑤ストレートネックの施術の効果 血流について(持論)
ストレートネックの場合に骨と骨の間が狭くなるのは左右の位置も悪く、骨の上に骨が乗らないからです。反対に骨の上にしっかりと骨が乗ると高さが出てきます。
骨の悪い位置による影響は血管にも及ぶと想像しています。血管のどこかで物理的な圧迫を受けるからです。
骨の位置が良くなると物理的な圧迫を受けにくくなる。そうすると本来の血流が確保されやすくなります。
※医学的に証明されていません。あくまで私の施術結果をもとにした想像です。