膝の痛みがくるぶしまで続く(森口さま/40代男性)
問診

Q1:膝をケガした時の様子をうかがっていいですか?
A:はい、自転車トレーニングの最中に思い切り負荷をかけた瞬間に『グチャ!』という音がなりました。ぱんぱんにはれました。
Q2:その後の経過をお聞きしてもいいですか?
A:半月板損傷と診断され、外科手術を受けました。術後2年間は痛みがなかったのですが、3年目から痛むようになりました。歩き始め30分は大丈夫なんですが、1時間をこえると痛みます。
Q3:他の症状もお聞かせください
A:くるぶしに神経痛のような痛みがあります。なぜだか食事の時によく痛くなり、ジンジン痛みます。
視診と触診


視診触診1:左足、下腿の骨
左足の脛骨と腓骨が外側にズレる。とくに腓骨が外側にズレる
視診触診2:左膝の外側下部
左膝の外側下部が出っ張る。(ほんの少し。0.3ミリ程度)押圧による痛みがある。腓骨が外側にズレることの影響と診た
視診触診3:左くるぶし外側下部
左くるぶし外側下部が出っ張る。押圧による痛みがある。腓骨と脛骨のバランスが悪いまま荷重がかかると痛むということと診た
施術内容

施術方針
全体的にいわゆる『がに股』傾向の足関節を矯正しながら、膝関節と足関節を正常な位置に戻して痛みを取るということになります
施術①左膝をゆるめる
長腓骨筋と前脛骨筋の痛む部分をゆるめる。同時に腓骨の上部の出っ張りを矯正していく。
施術②左足首をゆるめる
踵腓靭帯(しょうひじんたい)と前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)の痛む部分をゆるめる。同時に腓骨下部の出っ張りを矯正していく
施術③左足太もも外側から股関節横(中殿筋)をゆるめていく
通院開始当初:
3週に2回のペースで通院をされる。施術後は楽だが、3日ほどたつとまずまず痛い。
通院6回目:
回復しているのが明らか。1時間歩いても痛まない。1時間30分をこえると少し違和感と少しの痛み。
後日:
後日ご来院されましたら、このブログで報告いたします。
※上記は施術の一例です。あくまで参考例とさせて頂くことをご了承ください。