高校時代の腰痛
高校時代はラグビー部に所属していました。 2年生のとき、練習中にギックリ腰になり、一時立てなくなりました。 治療のために街の整形外科、つづいて総合病院など何か所も通院しました。 CTスキャンで映像診断するも、原因不明とのことでした。 ある病院では『腰椎の発育不全による腰痛』との診断でした。 どうすればいいのかわからない時に友人から「長生療院」を紹介してもらいました。 数回治療を受けたところ、劇的に回復しました。 おかげで3年間ラグビーを続けることができました。 |
長生学園入学から4年間の研修修了まで
事情により会社員を辞め、この世界に入りました。 「独立開業したい!」という強い思いがありましたので、専門学校での勉強とは別に、実地研修先を探しました。 ところが簡単には見つかりません。 コネのない私を弟子として受け入れてくれる先生がなかなか見つけることができませんでした。 ところが小さなチャンスをつかみ、離さないようにしました。紆余曲折を経て弟子入りすることができたのです。 4年間の修行スタート。 1年目は治療の現場に慣れること。そして身体全体の使い方を身体で覚えること。実際は手が痛い毎日です。 2年目は技術を勉強すること。 3年目に少し患者さんを診させてもらえました。 4年目は検査から矯正まで一人で完遂できるようになること。 これで卒業です。
この経験がなければ、独立開業は不可能でした。受け入れていただいた師匠には心より感謝しております。 |
故郷の大阪で開業
私は長男なので、開業は出身地である大阪と決めました。 平成16年9月1日 現在地にて開業しました。
少しずつ頼っていただける患者さんが増えてきて現在に至ります。
何事も人との縁が大事だと思って、毎日患者さんを治療させていただいております。
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少し詳しくお話します
私は高校時代に初めて腰痛を経験しました。 その時の治療が長生療術だったのです。 私が腰痛に長生療術をおすすめする理由を、体験談をまじえて書くことにしました。 少々長いですが、よろしければご覧ください。 |
第1章 私の腰痛発症と治療体験 >>>つづく高校2年生の時に初めて腰痛を経験。その時の治療の決め手は脊椎矯正でした。 小学4年生の時の肘の脱臼も関節を矯正して完治したことを覚えています。 |
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第2章 なぜ腰痛になるのか >>>つづく脊椎がズレるだけでは腰痛にはなりません。筋肉の過緊張が加わると腰痛が発症するという私なりの予測をアニメーションで分かりやすく紹介します。 |
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第3章 私はこう考え、治療します >>>つづく脊椎と筋肉の過緊張を検査します。ゆるめる操作だけでも脊椎矯正になります。治療をもう一歩前進させる矯正操作もあります。アニメーションで紹介します。 |
第1章 私の腰痛発症と治療体験
①私の腰痛デビュー ②病院に行くと… ③『コクーン♬』と骨を入れてもらう ④肘の脱臼~小学4年生はビックリした
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①私の腰痛デビュー 『ゴキッツ!!』と体の中で音が鳴りました。その瞬間グランドの土を舐めるようにバタッと倒れてしまいました。高校2年生の春、部活でラグビーの練習中でした。 それまで特に腰痛もなく、いつも通りに練習していただけなのです。その時はタックルをしたり、受けたりする練習ではありませんでした。 突然の出来事に、ただビックリして、茫然としていました。これが私の腰痛デビューの瞬間です。
皆さまの腰痛はどんな感じでしょうか? 多くの方は『気が付いたら…』とか 『以前から少しは痛かった』。 あるいは『朝起きて動こうとした瞬間にドン!ときた』 『昨日重たい物を持ったら痛くなった』とかでしょうか?
でも具体的に何が、どうなって腰痛を発症したのかはナゾではないでしょうか?
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②病院に行くと… 私は腰痛を治そうと思い、複数の病院に行きました。 各病院でレントゲン撮影をしました。 1件目の病院では『何もない』 2件目の病院では『筋肉疲労』 3件目では『腰椎の発育不全による腰痛』と診断されました。 少し具体性に欠ける説明でしたので、どうすればいいのか分からなくなりました。
一般的には 『腰椎の4番5番の間がツマッていますね』 『ちょっとヘルニアを起こしています』と診断される方がたくさんいらっしゃるように思います。 手術するほどひどくない、だけれども痛い。
当時の私は、電気治療、鍼治療 たくさんの医療機関にあたったのを覚えています。 |
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③『コクーン♬』と骨を入れてもらう 私は腰痛の治療のため多数の病院と接骨院に通いました。 なかなか良くならず困っていたら、友達が長生治療院を紹介してくれました。 『コクーン♬』と骨を入れてもらい(骨格を矯正)、痛みなく動けるようになった時は感動しました。 本当に嬉しかったです。
この経験は後に私がこの道を選ぶキッカケになります。
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④肘の脱臼~小学4年生はビックリした 小学4年生の時に肘を脱臼したこともあります。 倒れた瞬間に手をついたのが原因です。 ちょっとビックリしました。なんせ動かないし、痛いし、治る気がしなかったから… 母親に連れられて”ほねつぎ”と書いてある接骨院に行きました。 そこでも『コクーン♬』と骨を入れてもらったらあっという間に治りました。 感動したのを覚えています。 |
第2章 なぜ腰痛になるのか⑤なぜ痛みを感じるのか?~その必要性 ⑥ストレスによる腰痛~筋肉の過緊張… ⑦ズレただけで痛みにならない~感覚の個人差 ⑧ズレに過緊張が加わると~腰痛の発症
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⑤なぜ痛みを感じるのか?~その必要性 『腰痛の部分を取っ払いたい!』と思ったことありませんか? ジワジワズンズンいつまでも痛いならいっそのこと… しかし、自動車のように部品を交換して修理することのできない人間の体には、痛みを感じることが必要なのです。
例えば体のどこかが傷ついて出血したとします。痛みがあればその箇所を視て手当てします。 けれども、痛みがないと気が付かないで、出血し続けることになるかもしれません。 痛みの感覚は身体に何らかの危害が及んだときに対応するためのアラームなんです。 ですから腰痛も何かのアラームであるはずなんです。 筋肉の緊張だけなら…コッタハッタでそれ以上のことはないでしょう 転んで打って腰痛になったなら…単なる打ち身なら、湿布を貼りしばらくすれば治るでしょう
我々がテーマにしている腰痛はそういう痛みではありません。 歩きづらい、曲げることができない、何をしていても気になる、寝るときは体勢を考える、この如何ともしがたい痛みのことです。
その原因は、『関節がズレて、靭帯を引っ張り、筋肉で支え切れなくなった状態が続くこと』です。 |
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⑥ストレスによる腰痛~筋肉の過緊張… 以前、腰痛とストレスの関連性をテーマにしたテレビ番組がありました。私は番組内容に少し付け足したいと思います。
《ストレス→腰痛》 この間に、2つの要因を入れます。 《ストレス→ 筋肉の過緊張→骨のズレた部分の神経を圧迫 →腰痛》
腰痛の治療で来院された患者さんに フワフワ柔らかい腰の方はいらっしゃいません。 何らかのストレスを抱えて、頑張っている方が多いのです。
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⑦ズレただけで痛みにならない~感覚の個人差 私が長生学園に通っていた時に、学校でよく稽古をしました。つまり痛くない健康な身体で稽古し合っていたのです。 その中には『まずまずズレているのに腰痛じゃないの?』と聞きたくなる友人が何人かいました。 一方、現在治療室で患者さんを診させていただいていると、 こんなに少しのズレで腰痛を発症するのかと思える患者さんがいらっしゃいます。
腰椎のズレや歪みに対する感覚には個人差があるのです。 この個人差により、骨のズレや歪みを蓄積させる程度が違ってきます。少しズレただけで痛みを感じる方。相当ズレてもまだ大丈夫な方。 私、田中は腰痛デビュー以来、腰の状態に敏感です。 よって、少し具合が悪いと気を付けるタイプです。
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⑧ズレに過緊張が加わると~腰痛の発症 ズレただけで腰痛にならないのは、一晩寝ると体が勝手にズレを戻してくれるからです。 靭帯がズレを戻してくれると私は考えています。 しかし、過度の疲労や損傷、あるいは加齢など、 戻しきれずに翌日、翌々日に持ち越すことがあります。
ズレや歪みはドンドンたまり今度は筋肉が支え始める。 時間が経つと筋肉が緊張してくる。これがコリやハリです。 さらに時間が経ち、筋肉に限界が来ると支えきれなくなります。 靭帯や筋肉がしゃべることができるなら、こう言うでしょう。 『もうムリです』 腰痛の発症です。 『いい加減、大事にしてよ』 と言われて初めてやっと手当てすることになるのです。 |
第3章 私はこう考え、治療します⑨まず状態を把握 ⑩90%がゆるめる操作(マッサージ) ⑪ゆるめる操作でも矯正が可能 ⑫矯正操作で治療をもう一歩前進 ⑬なぜ骨はズレるのか ~骨は左右非対称 ⑭靭帯と筋肉~自然治癒力 ⑮まず靭帯が関節を支える~私の仮説 ⑯予防~インナーマッスルと靭帯を鍛える
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⑨まず状態を把握 長生療術の基本は脊椎矯正です。 施術を始めるには、正確に状態を把握することが必要です。
どの骨をどのように戻せばいいのか、 そのためにはどの靭帯や筋肉をゆるめればいいのか、 施術内容を組み立てる必要があるからです。 |
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⑩90%がゆるめる操作(マッサージ) 長生館では、まずこの筋肉の過緊張を取り除いていきます。 長生館の施術内容は90%がゆるめる操作(マッサージ)です。施術が進むと筋肉が柔らかくなるので『ゆるめる』と表現します。
『コクーン』とか『バキバキ』と音が鳴る矯正はできる人にだけ施します。 あまりにも腰椎がズレている場合や、ゆるめる操作(マッサージ)の終了後も相当痛む場合はコクーンとする矯正操作はやりません。 イチかバチかの矯正操作は絶対にやりません。
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⑪ゆるめる操作でも矯正が可能 『コクーン』とか『バキバキ』と音が鳴る矯正ばかりが矯正ではありません。 ゆるめる操作でも目的を持ってやれば矯正することができます。
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⑫矯正操作で治療をもう一歩前進 ゆるめる操作で靭帯や筋肉をゆるめ、 同時にある程度骨格を矯正し、 大丈夫なら『コクーン』『バキバキ』をお受けください。
より骨格全体を安定させる可能性が高くなります。 骨格が安定すると靭帯や筋肉が過緊張しにくくなります。 また身体が動きやすくなるので、靭帯力や筋力を向上させることもできます。 |
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⑬なぜ骨はズレるのか ~骨は左右非対称 そもそも、なぜ骨・骨格はズレたり歪んだりするのでしょう? 足を組んだりする悪い生活習慣? カバンを右肩ばかりで下げるから? なかなか答えを出すのはムズカシイです。
ひとつ言えることがあります。 人間の体が左右非対称だということです。
鏡で自分の顔を見ると左右で違いがあります。 新しい靴を履くと、左右で違いがあります。 わずかではありますが、骨に左右で違いがあるからだと思います。 話を脊柱(背骨)に移します。 左右非対称の骨が、脊柱だけで24個も並ぶとどちらかにズレやすいとか歪みやすいとか、最初からあるのではないでしょうか? それを支えるのが靭帯であり、筋肉なのです。 少々骨がズレても問題にならないのはこれらがしっかり機能しているからなのです。
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⑭靭帯と筋肉~自然治癒力 さて、ほんの少し不安定な関節を最初に支えるのは靭帯です。その上を筋肉がまたいで身体を動かすしくみになっています。 ほんの少しでも不安定なら、すぐにズレて腰痛になるのでは?と想像されるかもしれません。 しかし、実際はそうではありません。 靭帯に柔軟性や支える力があるうちは、少々ズレても、もとの位置に戻してくれるのです。 これも自然治癒力のひとつと言えます。 以前、千代の富士という力士が肩の脱臼クセを克服するために肩の筋肉トレーニングをしたという話がありますね。 筋肉も関節を支えてくれる。 骨の不安定さを解消してくれる要因は柔軟で強い靭帯と筋肉の力と言えるでしょう。 |
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⑮まず靭帯が関節を支える~私の仮説 靭帯は筋肉や腱と同じようにコラーゲンを主成分とする組織です。3つの中で一番硬くて伸びにくい組織です。
靭帯は関節に一番近く、何か変化があるとすぐに支えます。 筋肉や腱は靭帯の次です。
靭帯の支える力は、硬さを利用しているため、限界を超えると切れてしまいます。 筋肉の支える力は、ある程度柔軟性があり、さらに周辺の筋肉と協力して強度を出すことができます。
激しいスポーツなどをしない限り靭帯が切れることはないと思います。 しかし、骨がズレた時間が長く、靭帯が支え続けていると、悪い形を覚えてしまう、『クセ』がついてしまうのではないかと思います。 |
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⑯予防~インナーマッスルと靭帯を鍛える 治療が進むと各個人の症状の原因としくみが分かってきます。弱点が判明するのです。 このようにズレて痛むのだから、この部分の筋肉(インナーマッスル)を鍛えるといった対策が立てれれます。 インナーマッスルを意識すると、靭帯も自然と鍛えられます。 関節は安定し、健康を促進することになるでしょう。 |